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今年7月19日、JR埼京線で女性に痴漢をした男4人が逮捕されました。

この男4人は面識はないということですが、共通点がありました。

それは「痴漢体験告白掲示板」というネットの掲示板を閲覧していたことです。

この掲示板は「全てフィクション」という注意書きがありますが、実際には痴漢情報や実体験の書き込みがあり、今回の集団痴漢はこのような掲示板がきっかけになったようです。

逮捕された男の中には京大卒でIT企業の役員(株式会社ゆめみCTO)もいてネット上で話題になっています。

インターネット上で痴漢情報を交換する掲示板を見て集まった男4人が、JR埼京線の電車内で集団で女性に痴漢したとして、警視庁板橋署に強制わいせつ容疑で逮捕された。男らが閲覧していた掲示板は、特定の電車を指す数字や隠語などの“合言葉”を使い、あくまで「妄想」という体で痴漢のしやすい車両や、女性の容姿などの情報を交換。ネット上の「妄想」にとどまらず、現実世界で悪質な犯罪行為を助長している実態が浮き彫りとなった。

7月19日夜。帰宅時間帯で混み合うJR埼京線板橋駅の下りホームで、快速電車の乗降客の整理をしていたアルバイトの男性(19)が、車内の異様な雰囲気を察知した。若い女性の周囲を取り囲み、不審な動きをする4人の男たち。男性が注視していると、「こいつら、痴漢だ」と別の乗客が口々に訴えた。男性は非常ボタンを押し、電車を停止させて駅員に通報。男たちは駆けつけた警察官によって板橋署に連行された。

その後の防犯カメラなどの捜査で、4人が女性の着衣の中に代わる代わる手を入れるなどのわいせつな行為を行っていたことが判明。板橋署は強制わいせつ容疑で、東京都や神奈川県に住む30~40代の男4人を逮捕した。中には、京大理学部卒のIT関連企業役員もいたという。

4人の間に面識はなかったものの、同署は「共謀して」犯行に及んだと認定。複数の容疑者の携帯電話に、痴漢に関する情報を交換する共通のインターネット掲示板の閲覧履歴があったからだ。

容疑者らが閲覧していたとみられるのは、「痴漢体験告白」などと題したインターネット掲示板。「この掲示板の書き込みは全てフィクションです」などと記されており、表向きは“妄想”を投稿する掲示板をかたっているが、実際には痴漢に向いている電車の情報や、実体験が書き込まれている。

《今日の1902はどうでした?》《1902で女の子泣かすなよ…妄想にも礼儀あり》

掲示板では、実際の被害者を目の当たりにしたような、生々しいやりとりも交わされている。「1902」は、今回事件のあった午後7時2分の新宿発川越行き埼京線快速電車を意味する隠語で、「1902の1-1」であれば、同電車の1車両目1番前のドア付近を指す。容疑者らはこの掲示板をみて「1902」の「1-1」に乗り込み、同じ女性にわいせつな行為をしたとみられる。

調べに対し、3人は「周りの乗客が女性を触っているのを見て、ムラムラして触ってしまった」などと痴漢をした事実を認め、もう1人は「触ろうとしたが、手が届かなかった」と否認しているという。それでも、4人がお互いの共通の目的を認識し、女性に近づいたことに変わりはない。逃げ場のない車内で4人の男に囲まれた女性は、どれほどの恐怖と屈辱を感じただろうか。ところで、問題の掲示板のトップ画面には、こんな注意書きもある。

《体験告白掲示板は、擬似的体験に近づき、実際の犯罪を無くす為に存在します。(中略)痴漢・レイプ・売春等は許されない犯罪行為です》

この注意書きを書いた人物は、閲覧者が実際に卑劣な事件を起こし、4人もの逮捕者が出た事実をどのように受け止めているのだろうか。捜査当局は、こうした掲示板が痴漢を増やす温床になっているとみて、警戒を強めている。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171205-00000500-san-soci

 

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